●ストーリー


ニッポン、アメリカ51番目の州になる!

時は西暦2031年。
1年前ニッポンは、大多数の国民の念願叶って、
経済的、軍事的、宗教的どれをとっても世界に君臨し、
世界の警察を自認するアメリカ51番目の州として認められ、
めでたくその庇護下に入れることとなった。

念願のアメリカ併合に国中が浮かれ、
お祭り騒ぎの1年がようやく過ぎようとしているそんな中、
ここ「リアライズ・カフェ」は閉店日を迎えた。
時代に乗り遅れた店内で、
数少ない常連客だけのささやかな“ 宴” が開かれている。

集まってくるヤツらは、
それぞれがどこか時代に乗れずにいる者たちばかり。

肩寄せあい、傷舐めあうようにして過ごしてきた場所がなくなる時…

わびしいはずの“宴”を妙な明るさが包み込み、
意味のない会話が、変なリズムを伴って続いていく―。


カッコ悪いけど、カッコいい? 1日の物語!

公用語が英語になったと聞けば英語遊びに興じ、
公用名を英語名にと聞けば、誰がジョンになるかでもめる始末。

そこにアメリカ併合に反対する、
純粋マッスグな男女=レジスタンスが逃げ込んでくる。
二人は店の常連たちにアジテートを試みるが
常連たちとの会話はまるで成り立たず、
いらだち喧嘩まで始め出すレジスタンスの二人。


そして、このカフェが警察隊に取り囲まれていることがわかる…。


非・社会派ライトコメディの誕生です!