5/9の稽古場
〜 やさしさを取り戻す時に 〜
reporter 笠原 希
今日、稽古場に行ったら、最後の稽古場日誌は、ぜひかさはらさんにと言われてしまいました。きゃ〜〜〜!! 今まで4公演関わってきましたが、初の稽古場日誌。 それも稽古の最終日、明日から小屋入りという日の大役です。 1ヶ月前の試演会で始めて通し稽古を見てから何回、通し稽古を見ただろう。見るたびにどんどん世界が作られていき、役者さんが自分の役に近付いていくのを見るのはとても楽しいことでした。 前の稽古では、もっとこうなればいいなと思ってたことが、1週間後の通し稽古では、その通りになっていて、びっくり! 何がこう変わったって具体的に目には見えないんだけど、台詞のやり取りをする二人の間の空気や色が確実に変化していくのは魔法のような奇跡です。 今日の通し稽古は、私が今まで見た中で一番最高のできだったんじゃないかな。もちろんそうじゃないと困るんだけど…。 何回も見てるはずなのに、見るたびに色んなことを考えさせられる作品です。ここでは書ききれないくらい…。今日は特に色んなことを考えさせられました。 人はやさしさに包まれて、生きてるんだと改めて感じました。今回のお芝居を作るのに本当にたくさんの人たちに助けていただいて、みんなのやさしさに支えられて、一つのお芝居が出来上がっています。たくさんのやさしさに包まれたお芝居。見にいらしたお客さまにいっぱいおすそわけして、それをまたお客さまが誰かにおすそわけして、やさしさがそんなふうに広がっていけばいいな。 写真→ お客さまに配るパンフレットをみんなで手分けして折ってます。 一人ですると何時間もかかる作業がみんなでするとたった10分!! |