平日の稽古はたいてい抜き稽古です。今日はうれしはずかし、らぶらぶなシーンの稽古。いやあ、Ｇ：フォレ始まって以来ぢゃあないですか？ こんなシーン。
なんせ、私の役｢さゆり｣は、生まれて初めて恋におちるのです。今じゃすっかり忘れてしまってるその感覚を、たぐり寄せたぐり寄せ…。記憶の地引き網（？）に引っかかった断片的なココロを、芝居の流れにのせつつ…。今まさに恋におちたてほやほやの人にはたやすいことなんだろうけど、そうでなくても再現しなくちゃならないから、役者ってタイヘンです（＾_＾；）。
こっちはそうやって真剣にやってるのに、演出ったらニヤニヤしながら、｢おまえら、あほちゃうか〜。何がうれしいねん。はずかしなあほんまに〜｣って、誰が書いたホンですかっ。
いや、私は知っている。そんなコト言いながら、演出の丸尾氏は、こーいうシーンは大好きなのです。
演出家自画自賛のおすすめシーンなだけにプレッシャー（>_<）。
｢純愛っていいなー｣と、きっと思ってもらえるシーンにしたいです（＊＾_＾＊）。