2/27の稽古場
抽象的な確信
reporter 山崎 修一

ついにG:フォレスタ第8回公演の稽古がはじまった。いつものこの時期の心境としては、期待と不安の入り交じった(でも楽観的ぼくは8:2くらいで期待のほうが大きい)複雑なものなんだが、今回はなぜかぼくの中は静かだ。例えて言うなら、受験前に『もうこれだけ勉強したのだから、あとは運を天に任せるのみ』みたいな心境に似ている。かといって、それほど勉強したわけでもないのだが…

台本をもらいはじめて読んだ時、今回のぼくの役、大野将樹と出会い、『ああ、静かだなあ』と思った。だからぼくも静かなのか? 自問自答。でもいつもの“気負い”みたいなものはない。やる気がないわけじゃないし、期待していないってわけでもない。ただいつもとは違う種類の『やる気」と『期待』がぼくの中にある。『何か掴めそう、そしてそれを掴むんだろうな』という確信めいたものがある。すごく抽象的なことだけど、今回はそのたのしみがある。

ぼくのこの手の予感は当たる(と自分では思っているのだが)。“何か”を掴んだ自分の姿を今から思い、いざ稽古に邁進の日々へ!!