9/18の稽古場
〜打田久美登場〜
reporter 杉本 ヒロ子

はいな、杉本だよん。今日の稽古は記念すべき日です。それは何故かというと、顔合わせで私の役は打田久美だと発表されてから、ほとんど彼女の性格も素性も明かされず、謎のベールにつつまれたまま稽古は進み、今日やっと、彼女が台本に登場したからなのです。ジャーン。なんか嬉しい。

ここ最初のシーンでおます。
今までの稽古は、皆が続々登場してくるのを、楽しく観ている稽古が多かったんですが、その間、事あるごとに周りのみんなと「最初のオープニング映像にはちゃんと紹介されるねんけど、最後まで出番はなく、カーテンコールでは華やかに登場する…とか、結構シュールで面白いかも」なんてこと、話題してまして、まだ登場していないのは私だけではないのですが、どうも私の役の打田さんは、ホンの大筋とは離れた設定の役どころのようで、そういうのもあって想像がしにくく、私も含めて皆で興味を示していたわけです。
今日の登場(ホテルの従業員である彼女は、湯のみを置いて去る。)だけでは、まだまだ謎の女なんですが、今後のストーリーを推測するに、この後きっと殺人事件がおきて、打田さんはきっと事件の鍵をにぎる大きな秘密を知っていて(家政婦は見た! みたいな感じ〜)大体こういう、最初は冴えない登場をしている人間はキーパーソンだから…ふふふ、この打田久美嬢、何をしでかすのやら…きっと面白くなってきますよう。私の想像は多岐にひろがる…
前回の役とは全く違うポジションであることとか、いろいろと遊べそうなキャラなようなので楽しみな役どころです。

これも上の続きシーン。おもしろいねんこれが。
でもしかし、今までの稽古も結構たのしかったし、勉強になりましたねえ。
前回は出ずっぱりであまり創っている芝居を観ることができなっかたのですが、観ることが多いと、演出が求めている世界観とか空気とかがわかりやすいんですよね。で、私は役者だから、役者がやりたいこともわかるわけで、『演出からダメでてるけど、きっとああしたかったんやろな〜』とか思っちゃうわけで、ついついほかの役者に「もっとこうしたら〜」的な事を、となりのおばちゃんちっくに言うてしまうんですね、結構うるさいギャラリーやったなと思う…。無責任で私は楽しかったけど。

これは私。いつも皆を温かく見守ってるねん。
せっかくやから、アピールせな。
ああ、でも次回の稽古からはそんなお気楽なことは、いってられないのね、きっと。

今後はストイックにかつ、華麗に演じあげて魅せましょう。打田久美、打田久美にどうぞご期待ください。なんつって。