5/21の稽古場
〜まもなくです!〜
reporter 杉本 ヒロ子

いよいよ公演日が近づいてまいりました! 今から毎日ドキドキの杉本です。たぶん今回の稽古場日誌での私の番はおわりですね。3回ほどでしたが、お世話になりました。

稽古場せまい。隠れてます…
えーそれはさておき、今日の稽古はスタッフさんたちが来られる日で、通し稽古をしました。いつも以上の緊張感があり、でもそれもまた、私たちにとっては練習の一部です。お芝居には欠かせない緊張感、これがなかなか難しいんですなあ。

だって、せまいの。出番待ってます。
お芝居というのは本当にいまさらなことをいうようですが、観るのと演るのとは大違いでして、差がわかりにくく、しかもこんなに違いがあるのだと、改めて、痛感しています。これは正直、演ってみないとわからない感覚でもあるんですが、あえて例えるならば、そうだなあ、『言葉や動きで想いや感情を伝えるサーカスのようなもの?』なのではと最近思っています。サーカスの空中ブランコ、わかります? あれって、チームの息を合わすなかで技が完成する、そういう瞬間でしょう? お芝居の感情のゆれる瞬間瞬間って、サーカスのその感動にすごくにてるんです。じつは、役者同士の信頼関係とか、チームワークっていうか、そういうものの連続の中で、芝居はできあがってたりするんですよね。舞台の醍醐味って、目に見えないんだけど、そういう空気を感じれることだと、思うわけです。
ま、お芝居に限らず、クリエイティブなものって、大かれ少なかれ、そういう共通点はあったりするんだろうけど…感情を扱う作業なだけに、技に見えにくいみたいです。

やっぱ、せまいのよ。邪魔しません。
ま、こういう説明を付けちゃうとやぼったい話しなんですが、すくなくとも、私はそういうお芝居の世界に魅せられて、今ここににいたる人間です。あたりまえのことですが、お芝居は一人ではできないし、人間も一人では生きられない。こんなあたりまえのことが、私も含めて、日々忘れがちなんですが、今回‘あさこ’っていう大役を頂いて、自分の事ばかりになってる私をずっと後ろから支えてくれた劇団員のみんなをはじめ、、家族や友達、その他たくさんのみなさまに、改めて感謝を感じるとともに、このエネルギーこそが、お芝居を創っていくことの醍醐味なんだと、そして、その皆からもらった、エネルギーを伝えるのが、‘あさこ’としての私の役割なんじゃないかと、そう感じております。目に見えないものですが、そんなパワーをお客様に伝えられたら、これこそ本望ですね。

それではみなさま、劇場でお会いできるのを楽しみにしております。
劇団G:フォレスタ『GO!women!』間もなく開演です。お楽しみに!