5/7の稽古場
〜イキトシイケル ナマモノダモノ〜
reporter 今若 孝浩

ついに本番3週間前!! 3月8日に稽古が始まってもうまる2ヶ月。本当に早いものです。
今回ご一緒させていただいてるメンバーともう2ヶ月も同じ、貴重な時間を過ごしているかと思うとなんか不思議です。

舞台はナマモノだって、よく言われます。人間がその場で演じているから当たり前なんですけどね。 お芝居の稽古では即興だとかエチュードというのがあります。とあるシチュエーションだけを与えられて、そのタイトルに沿って人間関係とストーリーをその場で作るという稽古なんですけれども。でも即興って聞くとなんだかムズカシソウに感じるけど、実際、日常では僕らは大きな意味で即興で生きてます。普段の生活にある人間関係は結果的にできたもので、例えば政略結婚とか(大袈裟?)で意図的に深い人間関係が作れたとしても、それがどのような関係になるかはわかりません。日常ではストーリーに終わりがないですから。 お芝居では始まりがあって終わりがあって意図的なナマモノですから、モノ作りの中に、自ずと日常との温度差が生まれます。

2ヶ月たって、まわりの役者さんとも少しずついろんな人間関係が築かれています。劇団員であるといシチュエーションを与えられたでっかいエチュードみたいなもんです。それがベースになってモノ作りに励むもんだからヒトとヒトとの摩擦熱で、稽古場のあちこちにいろんな温度ができあがります。ぜひ、本番当日では日常とのこの温度差を感じてください。熱いとか冷たいとか、ただそれだけじゃなくて、一日の中にある気温の変化みたいなものまで。

僕らには温度があります!
イキトシイケルナマモノダモノ。

↑温度上昇中!


↑Spark!!


↑温度充填中!