10/26の稽古場
〜テント稽古場の風情〜
reporter 田中 幸彦

当HPを御覧の皆様、もうチケットはお手に入れましたでしょうか?
はやいもので、稽古もいよいよ大詰め、そしてこの稽古場日誌もあと残りわずかとなりました。この土壇場に順番が回ってきたのも何かの巡り合わせ。ありがたくレポートさせていただきます。

私は今回初めて小道具の担当になりました。その仕事は小道具の製作、収集、管理が主ですが稽古場での準備、撤収も仕事のひとつです。舞台設定がバーなんで割れ物系もかなりの量。この割れ物がやっかいなんです。新聞でくるんだり「プチプチ」を巻かないと割れますからね。稽古場に入ると小道具の準備に勤しみ、そして私めの演ずる「マスターという名の場面転換要員」は劇中ではよく働きます。前半はセリフこそ少ないものの表では給仕をし裏では小道具の整理等々、そして後半は重要な役どころを担います。

今日の稽古はOMS屋上のテント内で全員が衣装を付けての最終稽古でした。やっぱり馬子にも衣装、稽古場の雰囲気が一変します。それと役者は衣装に助けられるところも大きいのでその役柄に近づいていくのですね。
昼はシーンごとの稽古をして夜には通し稽古でした。その通し稽古の最中にザーッと雨が降ってきました。ここの稽古場はテントなんですけど、かなり傷んできてて雨漏りがします。先週末の稽古ではひどい雨漏りに困ったのですが、通し稽古は基本的に途中では止めません。大丈夫かなっと思ってたら意外に早くやんでほっとしました。そんなことは屋内では考えられないことですが、この稽古場の「風情」なんでしょうか。この屋上での稽古もOMSが無くなると当然できなくなります。そのことも含めてあと残り少ない稽古・・・気を引き締めてやっていこうと感じた今日の稽古場でした。


↑たまには自分の写真など・・・これは多分○○○と□□□の別れ話を聞いてるところでしょう



↑通し稽古前、準備に忙しい私



↑雨漏り用に置いてあるのかな?
このバケツたちは


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