3/20の稽古場
〜小さい春、みつけた!〜
reporter 日野 智絵美

本日のトクダネ! 桜が開花しました〜! いやぁ、すっかり春ですねぇ。稽古の帰り道、ふと見上げた駐車場の桜の木。枝の一部にほんの少しなんですけどね。咲きたてな感じが、すごく初々しくて。真っ暗な中、月明かりで、白く浮かび上がってる花は、超神秘的でしたよ! さすが、あと数時間で春分の日なだけあるなぁ(笑)

いただきます!
そういえば、顔合わせしてから、もう2ヶ月が来るんですね。早っ!! 本番まで、あと約1ヶ月って事は、これから後のが短いんだ! きゃー、信じられない!! 何か、改めて実感すると、ドキドキしてきたぞ・・・。1月行く、2月逃げる、3月去るってホントですね。

さて、今日の稽古では、ラストの部分を初めてやりました。と、言っても、立ち位置とか、簡単な動きをやってみるって感じなんですけどね。今まで、通し稽古をしても、その部分だけはナシだったんです。でも、これで、台本上に書かれている全てのシーンを、最低1回以上は稽古をした事になります。お〜! パチパチパチ!!(拍手)

白布測定〜。
と、いう訳で、これからは、どんどん詰めていく稽古です。例えば、セリフに感情を乗せていったり、見やすくなる様に、動きとか立ち位置とかを整理していったりするわけです。同じ一言でも、言い方とか、ちょっとした動き1つで、面白くなもなれば、悲しくもなり得るんですよ!
やってる途中で、とっさに出た役者の言葉が笑えたり、「それイイなぁ」って動きが出てきたり。それで、元ある台本にセリフが増えたり、減ったり、順序が入れ替わったりする事だってあったりするんです! それから、感情も同じなんですけどね、セリフと感情が共鳴しあってくるんですよ!「こーゆー思いでやってみて」とか、「こんな風なイメージで」って言われて、今まで自分が読んできたのと、また変わったバージョンでやってみる事によって、違ったモノが見えたりして。上手く言えないんですけどね、ほら、例えば悲しい時って涙が出たりとか、こらえてて何か声がうわずっちゃったりとか、出なくなっちゃったりとかって事あるでしょ。セリフ言ってて、悲しくなってきたら、同じ状況になっちゃうんですよ。もちろん芝居してるから、台本通りのセリフを喋ってるし、「ココに立つ」だとか、段取り的な事も、ちょっと離れて見てる自分が、指示してたりするんですけどね。何か、また違った自分が嬉しくなったり、悲しくなったり、普通に1人の人間として、感情豊かに生きてるんですよ。スミマセン、訳わからないですね。あ、別に、ちーは二重人格とかじゃないですよ! 怖がらないで下さいね〜(笑)

桜開花!at駐車場
と、まー、こんな感じで、文面上たった数行のシーンだったり、時間上たった2〜3分のシーンだったりするんですけど、何回も何回も、繰り返して、繰り返して、色々やってみたりするんです。面白いですよ〜。台本には、もちろん同じ事が書いてあるはずなのに、やる回ごとに、色んなバージョン出てくるんですもん。そして、最終的に、その中で、よりすぐりの1つが、皆さんにお目見えする事になる訳です。あと10日ほどで、試演会です。よりすぐり、第一弾を仕上げる様、精一杯がんばりますので、宜しくおねがいします!!