7/15の稽古場
〜見に来る前に必ず読みなさい。〜
reporter 興津 奈穂子

この世に本当に必要なものとは何だろう。

たとえば、この世にあるすべての楽器というのは、なくてはならないものだろう か。「必要性だけで物事を考えて音楽をも排除するとは!」とお怒りの方もおありかもしれない。私は決して、音楽がいらないといっているわけではない。

あなたの家にはバケツがあるだろうか。それを柔らかめのスリッパでたたいてみよ う。とても良い音がする。この世にドラムなどいらないのではないかと思うほどだ。
また、「お母ちゃん、お腹へったよー」と言いながらスプーンで食器をたたいてみよ う。とても良い音がする。それがグラスならなおさらだ。この世にトライアングルなんていらない。
次に、寝転がって腹を叩いてみよう。人によってはとても良い音がする。出演者の中ではユング博士の腹が最も良質な腹を持っている。そう、良い音のお腹さえあれば打楽器なんていらないのだ。

そう考えたら世の中は楽器だらけである。 明日から楽器屋さんを開いてもいいくらいだ。

これが、稽古を通じて至ったわたしの考えである。どうしてそんなことを考えたかは、公演をご覧になればようくわかるだろう。

美少女のお邪魔女どれみ役・興津奈穂子でした。

↑ラッパ飲みする紫式部

↑これも稽古

↑ノリノリミュージシャン