6/24の稽古場
〜今日の出来事 ― 佐々木鉄平物語〜
reporter 池下 理都子

こんにちは、池下です。ずいぶんとご無沙汰でしたが、この日誌がストップしてる間も今回の公演に向けて物事は着々と(いえ遅々と?)進んでまいりました。今回何が大変って、この季節。そう、タタキ(装置作り)の大敵、「梅雨」なのでございます。

倒立してるのは客演さん。興津式発声法?
今日も昼から稽古なので午前中だけでもタタくつもりが、やっぱり雨。仕方ないので装置担当山崎が一人淋しく狭い倉庫にてパネル作り。ところがしばらくするとお天気はだんだん回復してきて、稽古の時間になるともうピーカンではありませんか。嗚呼、なんと皮肉な。そしてこの皮肉な運命のギセイ者(?)が一人。


はあもにかを吹く演出。
遠目でわかりにくいけど、結構ノッてます。
今回舞台には立たない劇団員、佐々木鉄平。彼は昼前、山崎に電話をかけた。そして彼からお願いされてしまったのだ。「稽古場来るのは夜でいいから、夕方までパネル作っといてくれへんか? オレら皆昼から稽古やから。」鉄平はチャリを走らせた。豊中の自宅から武庫之荘まで約1時間10分。うだるような暑さの中、鉄平は走る。劇団のタメにひたすらに走る。

だ〜れだ?? おさげ似合うよねー。
今度は正面から撮ってあげよう。
タタキ場に到着し、孤独なパネル作成。じりじりと照りつける太陽の下、ぬぐうことも忘れた汗がきらきらと光る。鉄平はタタく。劇団のタメに無心にタタく。
そして夕方、鉄平は真赤に日焼けした顔もイタまぶしく、にこやかに稽古場に現れた。

「パネル4枚っすよ!」
「おおーっ!!」

スゴイ、鉄平。
がんばった、鉄平。
ありがとう鉄平。
口々に出される皆の賛辞に少し照れくさそうな鉄平の笑顔がサワヤカだった。いやいや、ほんとに鉄平お疲れさま。


てなわけで、今が旬のピチピチボーイ25歳鉄平くん(ただいま彼女募集中)のアツい一日をお届けいたしました。それではまたお会いする日まで、ごきげんよう!