沢井「この店、俺らが手放すわけ
ないやないっすか、ねえ?」
原田「・・・・・・」

秋山「この店、売るってどういうことや!」
藤原「秋山さん、その格好で
走ってきたん?」

秋山「俺ら3人の子供じみた、夢みたいな話をほんまにこうやって形にしたんは、
お前のちからやと思ってる」
原田「そんな、秋山さんやみどりがいた
からできたことやないですか」

原田「そやから、今ここでちゃんと話し合って、店に残るやつと、今のうちに安定した生活を目指すやつとに別れたほうが
ええんとちゃうかと思うんや」

原田「そしたらええか、開けるぞ!」
秋山「ああ!」

―事務所の物を、声を掛け合いながら
店の外に運び出している。
沢井だけがいない。―

秋山「覚えてるか。このソファ、店始める時に、捜し回ってやっと買うたんや」
原田「僕ら3人が座っても、窮屈やない
ソファが欲しいって、みどりがこだわったんですよね」

―沢井が入ってくる。
空の事務所に呆然とする沢井。―

舞台全景

ロフト

本番前、演出からの
お言葉を聞いてます。

舞台上手(向かって右側)の窓の奥
色んなものが置かれてるでしょ?

ロフトに上ってみました。

ロフトの内部
劇中に使用する小道具なども
置かれてます。