4/4の稽古場
〜舞台は恐い 切なさ編〜
reporter 丸尾 拓

とうとう4月。まだまだチケットは残ってるし。はてさて、不安な1ヶ月が始まります。
人生に惑う瞬間
広告業界なんかでは、不況や携帯電話代やなんやかやで、遊ぶお金がみんなあんまし残ってないって、分析されているようですね。被服業界はほんと深刻だって聞くし。
そんな逆風の中、どうやったら、一人でも多くの人に見に来てもらえるんだろう。そんなことをずっと考えてます。答えはまだまだ風の中…。だれか特効薬ください!

熱が入ってしまうんですよね、すぐ。
で、本日のお稽古。
今日は、メインの二人の特訓日にしました。うまく時間がとれなくて、放置してきた(というか、セリフが入るまで待っていたというか)シーンをつぶさに見ていこうって日です。原田役の山崎、藤原役の杉本、お目付人に池下に来てもらって、僕を入れて、計4人。さて!


見つめ合うことから始まるもの、たくさんあります。
舞台にはその人の人生が出る、とよく言われます。終わりを迎えようとする人間関係に笑顔でいようとする、でも哀しみがこぼれてしまう…そんな演技、さてどうやって見せようってことなんですが。普段、スパスパ割り切った人生を生きていると、切なさを演じることむずかしいですよね。また、自分を守ることばかりに気を取られていると、切なさにならないですよね。山崎と杉本は今までどんな人生を生きてきたのか、わかってしまうんです、こんな時に。おお、舞台は恐い

で、一所懸命ダメを出していると、だんだん人生相談めいてきてしまったり、宗教がはいったり…??? 
なんてのはオーバーにしても。

切なさ、演じれる役者になってほしいです。あとちょっとがんばれ、みんな。