3/20の稽古場
〜ふたつよいことさてないものよ〜
ふたつわるいこともさてないものよ
reporter 丸尾 拓
はや、1ヶ月…。
本番までの時間です。ほんとに早い…。
本のあがりは、未来永劫ないくらいにはやかったんだけどなあ。それに正比例するようには、芝居はあがっていかないんだよね。本番直前まで本を書いていた時は、役者はどう対応してたんだろう? 作家への怒りのパワー炸裂っ! なんだろか。

でもこの週末には、完全に本ははなれてて、小道具も装置も完成してて、通しに入る約束! なんだけど。ほんと、凝り出すとキリがないのも芝居だよね。みんな寝食忘れて、って感じでしてるしなあ。これ以上は無理! ってとこまでやってるのに、まだまだって思っちゃう。

けどいい作品なんですよ、ほんとに。
静かに胸に染みるっていうのか
メール案内にも書いたけど、
胸の深いところから、ギュっと涙がひとしずく、絞り出されるような、そんな作品になったんですよ。ぜひ見て欲しいなあ。ありそうでなかった本、かもしれない。

春です。
あったかくなってきました。うちの池下のように、花粉症に人にはつらい季節かもしれないけど、基本的には、体も弛んできて、ほっとさせてくれる季節です。…そうか、鉄平が言ってたみたいに、別れの季節でもあるんだね。でもどれにしても、何かが動き出す季節なんだよね。みなさんも精一杯、その風を受けて、新しいこと始めてみませんか?


本日のBGM
ラジオからタンポポとかキンキキッズが流れてる…

↑今回の本にはこいつも登場します。
  約100年前のシリンダ・オルゴールです。


↑この写真に写ってるもの…。
稽古場のあちこちで見かける水2リットル。
いつも御馳走になっている田中持参のコーヒー。
で、お茶っぱの入った缶。
誰かの水筒と必需品・MDラジカセ。
芝居中走りこんでくる泉。
じゅじゅ丸が印刷された台本。
まだ色の塗られていないテーブル。
祝いオオカミ。


↑このシーンの後、ゴモラが大阪城に現れた
報告が入って、ウルトラマンが登場しますが、
「俺、あいつ苦手なんだ」と行きたがらない
シーンに続きます。