5/16の稽古場
〜ええタイミングで入るなあ〜
reporter 池下 理都子

ゴールデンウィークが開けてから、稽古日が週5日になりました。日誌当番回ってくるの早い早い…。15人もいるのにっ。
てなわけで2回目の登場、池下です。

仲睦まじい親子の哀愁後ろ姿。
今日は、照明の川添さんが来てくださるという事で、転換稽古中心。
稽古場がそこそこ広いため、初めてほぼ実寸通りの舞台幅がとれました。「うっわ〜、こんなに距離あったんや〜」「そうか、今までここから出てきてたんか」等など、改めて発見! てな事が結構あったりして。実寸で稽古するって大事だね。それにしても今回の転換はすごいよ〜。後半3連チャン。しかも大転換。本番の舞台裏でその瞬間、役者たちは、舞台装置班と化するのよ、きっと。闇の中。静かに。速やかに。なんか想像するだけでクラクラしてきた。ふふっっっ…。

今日はこの二人が夫婦。
さて、稽古はどんどん進んでいき、最後の山場。皆が息をつめて見守っている中、一番のクライマックスシーンで、音楽が静かにフェイドイン。「丸尾さん、このシーンの音楽持ってきはったんやー。きっと、丸尾さんのことやからええ曲やろなー」誰もがそう思った次の瞬間、誰もが声なき大爆笑。…フェイドインした曲は、稽古場の退館の合図だったのね。しかも「今日の日は、さようなら」のたそがれチックなメロディー。
おいおい、このシーンにそれはないやろ! もう皆笑いをこらえるのに必死!!  ええシーンやのに〜。
でも一番つらかったんは、このシーンに出ている役者だったのでしょう。よう笑わんと頑張ったですね…。ほんま、なんつーええタイミングで入るかなあ。あー笑かしてもらった偶然でした。

ええシーンで退館の曲が…。丸尾さんも大爆笑。
左側が照明の川添さんです。
実際は、このシーン、涙なしでは
観られませんので、皆様、ハンカチのご用意をおすすめします。